寺スが綴るコラム

四季百花宝珠

梅 四季百花宝珠#10~花と仏画の寺~

サトヤマ寺スのあるお寺宝珠院は四季折々の花と仏画に囲まれたお寺として親しまれています。

宝珠院で見られる季節毎の花々をこの「四季百花宝珠」コラムでご紹介します。
皆様どうぞお気軽に境内散策にお越しください。


【3月のお花】




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梅(うめ)は、中国原産の落葉高木で、古くより花の美しさと香りの良さ、果実の薬効で人々に親しまれてきました。
梅は花を鑑賞するための「花ウメ」と実を薬や食用に楽しむ「実ウメ」の2つに分けることができ、現在は、花ウメ400種、実ウメ100種が日本に存在するといわれています。
開花の時期は多くの場合まだ寒さの残る二月ごろに迎え、三月には満開となります。
そのため、いち早く春を伝える「早春の花」とも呼ばれています。



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花言葉は「不屈の精神」「高潔」「優美」「気品」
まだ寒さの残る中咲く様子からか、梅の花言葉には内面の美しさを意味するものが多いです。





宝珠院では、毎年6月頃境内で収穫した梅の実を使った梅酒を古くから作っており、年代ごとの味の変化を楽しむことができます。
梅は宝珠院境内や風のガーデン中庭にてご鑑賞できますので、いち早く春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。



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サトヤマ寺ス 柳田礼央